先日の京都研修で立ち寄った源光庵。
入口を入るとすぐに台杉仕立ての杉の木が出迎えてくれました。
世田谷区ではなかなか見ない仕立てで、京都ならではの技術です。
さて、ここでのお目当ては「迷いの窓」と「悟りの窓」そして血天井!
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているようです。
悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現しているようです。
この二つの窓は、「そうだ、京都行こう」にも使われた場所。
私も中学生のころに修学旅行で一度来たことがあり、久々の来訪で今と昔で感じ方は変わるかな?とちょっと楽しみにしていましたが、庭師になった今も昔と変わらずちょっと分からない。。。笑
きっとこの場所で座禅を組んで、無の心で窓を見つめると何か感じるのかな?
そして最後に血天井!
血天井は伏見桃山城の遺構で徳川家康の忠臣、鳥居彦右衛門元忠一党
1800余人VS石田三成の軍勢が交戦し、鳥居軍が討死。残る380余人が自刃して相果てた痕跡。
よくこの廃材を使って建物を造ったなと思いながら、昔は日本にも戦争があったことを実感しました。
それにしても、昔のひとは足が小さいですね。
これからも世田谷区の植木屋有樹造園を宜しくお願いします。